やっぱり久居に戻りました。
実際的な理由は・・・よく分かりません。ドリーはいつも実際的なことがあまり分かりません。
「学生時代」という体験はなぜか大事だったと思いますけど、しばらく久居に戻るも大事だそう妖精さんたちは言うかもしれません。
リカちゃんとチビちゃんもそう思います。ですから、みんなは新幹線に乗りました。
でも、最後の東京にいる日は面白かったです。コミュニティーカフェの店員さんをさようならと言った時、彼女はドリーを抱き締めました。ビックリしたけど、嬉しかったです。
夕べに部屋に戻ると音楽が聞こえました。伝統的な日本の音楽で大きい太鼓の音。家を出て調べて、わずか2分の距離、ぼん踊りのお祭りが行いました。
太鼓はすごかったです。3つがあったでも叩いている人は7人でした。叩くことは大いにエネルギーをかかたから、人は交代に叩きました。
ゆかたを着ている人がたくさんいて、輪を描いて踊りました。ある優しい人はドリーに「踊って」と言いました。
「ドリーは不器用な人形ですけど」
「それは構いない。踊ってね」
ですから、ドリーは不器用に踊りました。ドリーは「BJD」ではないんですから、関節が自由に動きません。
でもね、最後まで踊りました。きれいなチョウチンの下でスイカを食べてお茶を飲みました。ゆかたを着ている人はドリーと喋りました。
「踊りの後、ドリーとまた喋りたい」と2、3人言いました。
旅立つ寸前に、友達を出来ますか? でも、踊りの終わり、人は全部幽霊のように消えました。やはり妖精さんたちは万事心得ています。
家に戻ってシャワーに入りました。シャワーを出た時、見知らない女性は「花火好き?」と聞きました。女性は家の管理人さんの奥さんと分かりました。
もちろんドリーは花火が大好き。
管理人さんと奥さんとドリーは3人近くの高い所に登って、小さくてすごくきれいな手で持っていた花火を仕掛けました。
花火の終わりに、雨がまた静かに降ってきました。ふさわし東京のさようならなのと思っていました。
次の日、雨がまだ降っています。東京はほとんどいつも降っていました。
ドリーたちは電車に乗りました。あの長い旅は、途中ずっと雨が降っていました。
と、いきなり、お日さまが出て空が明るくなりました。
電車のアナウンサーは「次の駅は久居」と言いました。